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コミュニケーション能力の不足が精神的ストレス、病気を生み出す

1月末から行っていますNLPプラクティショナーコースの受講者からの
体験談をお届けしています。
以前に社員の職人さんが<猛獣がウサギ>になった社長さんの話を
お届けしました。聴く事の大切さを、コミュニケーションの大切さを
痛感させられましたお話でしたね。

今回は、気功などを織り交ぜたカイロプラクティック院を経営している方が
NLPプラクティショナーコースを受け始めて“気づいた事”
“コミュニケーション能力の不足が精神的ストレス、病気を生み出す”
についてお話してくれました。

< コミュニケーション能力の不足が精神的ストレス、病気を生み出す >

Aさんは、ある難病で私の施術院に来院されています。
何故、病院ではなく、民間療法である当院に来られているか
といいますと、その方は病気に関する本などを読み漁り、
その病気には西洋医学の治療効果が無いこと、更には、
寿命を縮める可能性があることを認識していたからなのです。
西洋医学ではなく、民間療法に命を託したわけです。

来院当初は顔色も悪く、素人目にもかなり危険な状態だったと思います。
そんな状態にもかかわらず、Aさんは西洋医学の治療を拒否し、
私の施術院に通い続けてこられました。
週に1度の来院で半年後くらいたった頃でしょうか。
Aさんは奇跡的な回復を見せます。顔色も良くなり、
ここ最近に至っては、健常な人と同様な状態まで回復されていました。
時々検査に行っていた病院でも、かなり良い状態になっていると
お医者様達も驚かれていたようです。

このまま、元気に回復していくだろうな。
誰もが皆、そう思っていたと思います。

そんなある日

“西洋医学の治療をこれから開始します”。
Aさんが宣言されました。

“え?”正直、私は耳を疑いました。
西洋医学の治療をずっと否定し、健康状態も回復しているというのに。
何故?

本人から電話があり、来週から入院して治療を開始すると。
ただ、退院後は、私にもしっかり治療して欲しいと。
いったいどういう事なのだろう?
なぜ今更、体を壊すと知っている治療を選択するのだろう?

しばらくして、退院したAさんが私の院にやってきました。
少し体調を崩された感じで、いろいろと経緯を説明してくれました。
それに対して、私は否定も肯定も出来ませんでした。

何を話そうかと私は考えたのですが、丁度、NLPを学び始めていたことも
あったので、私は、NLPで学んだ“コミュニケーションの大切さ”の話を
Aさんにしました。
まずは、精神的に落ち着いて欲しかったので。

私が話している途中…
Aさんは泣いていました。
“???”

何故、泣いているのか?正直、最初は分かりませんでした。
ただ、何かAさんの核心に迫っているのかなという感じはしたように思います。
私が話し終わった後、Aさんは、いろいろと話を聞かせてくれました。
その話は、自分自身のコミュニケーション能力の不足に関することでした。

・昔から自分は人と上手く付き合えないこと
・そこから、生きていく希望を失い、病気になって死んでしまってもいいと思ったこと
・本当に病気になった時、自分の周囲に人が集まり、それが嬉しかったこと
・治っていく過程で、皆が喜んでくれたこと
・そして治ってきた今。皆が離れていく。それが悲しかったこと
・それが、今回の“西洋医学の治療”の選択に繋がったこと


コミュニケーション能力の不足から人を遠ざけ、ストレスを作り出し、
それが病気を生み出す。病気になったことも、今回の選択も、
結局は周囲の人に振り向いて貰いたかった事が根幹にあるようです。
病気そのものが問題ではなく、その背景にはコミュニケーション能力の
不足によって生じるストレスが存在する。そんな構図が見えてきました。

もしかしたら、コミュニケーション能力を向上させることが出来れば、
Aさんの抱えている問題に効果を発揮するかもしれない。
そう考えた私は、Aさんに、
“NLPのちょっとしたことを学べば、変われますよ”
と話してみました。

現在、私自身が学んだNLPの簡単なスキルからお教えしております。
先日Aさんが、来られたのですが、周囲と楽に話せるようになってきていると
本当に喜ばれておりました。
今後どう変わっていくか、更に期待したいと思います。

西洋医学の治療は今のところ、ストップされています。

今回私が学んだこと
・コミュニケーション能力の不足が精神的なストレス、病気を生み出す
・コミュニケーション能力を向上させることで様々な症状改善の可能性がある

今回は本当に大切なことを学ばせていただきました。
by CLJapan | 2005-02-24 00:35 | NLP
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